それからしばらく、おじいさんは夜にエロサーフを、おばあさんは昼にTVアイドルサーフをして暮らしていた。
そんなある日のこと、おばあさんが珍しく外出をした。パソコンの先輩である友達を訪ねるためである。
おばあさんはなかなか帰ってこなかった。おおかた昔話に花を咲かせているのであろう。

しかしさすがに日も暮れ、おばあさんは外出から戻ってきた。
そして家に上がるなりこう言い出したのだ。
おばあさん「おじいさん、私の友達の孫がねぇ、パソコンの矢印を変わった形にしているんですよ」
おじいさん「なんじゃと。しかし、そりゃパソコンの種類が違うだけではないんか?」
おばあさん「それが、最初はうちのパソコンと同じだったらしいんですよ。きっと形を変える方法があるに違いありません」

この瞬間から、おじいさんとおばあさんの運命の歯車が動き始めた。
普通のポインタを大きいポインタに変えること……それが彼らの果たすべき使命なのだ!

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